- 1.はじめに
- 2.申請概要
- 3.提出書類
- 4.提出方法・問い合わせ先
- 5.虚偽申請防止を目的とする「誓約書」と「無作為抽出2症例」の書類提出に関して
- 6.認定通知
- 7.「NCDのダウンロード症例リスト」の入手方法
- 8.手術成績アンケートへの協力
- 9.複数施設での執刀症例の扱い
- 10.認定期間
- 11.認定医と指導医の重複申請に関して
- 12.Q and A
- 13.申請料・登録料の振込先
提出された書類は原則返却を致しません。
1.はじめに
本年度から開始する低侵襲心臓手術の認定医と指導医の申請要綱です。以下を熟読され、申請を行ってください。
主な注意点:対象症例は肋間開胸による手術症例です。申請は電子メールで行って頂きます。提出書類が受理された後に、事務局で無作為抽出した2症例の手術記録などを提出して頂きます。登録に際しては、日本低侵襲心臓手術学会(以下、J-MICS)が施行する「手術成績アンケートへの参加協力」が必須となっています。
2.申請概要
本年度の申請申込期限は、2023年 2 月10日(金)です(必着)。→2023年2月13日(月)正午まで延長しました。
(1)申請スケジュール
申請期間:2023年 1月4日(水)~ 2023年2月10日(金) 有効となる業績期間は2022年12月31日(土)までです。 上記の期間内に審査申請料をお振込みください。 振り込み口座は、「10.申請料・登録料の振込先」を参照してください。
図1 スケジュールタイムライン
(2)「低侵襲心臓手術 認定医(以下、MICS認定医)」申請条件
すべての申請者は、申請時に以下すべての条件を満たすことが必要です。
- 心臓血管外科専門医であること。
- ロボットを使用しない右小開胸アプローチ弁膜症手術*を2022年12月31日までに20例以上執刀している。*肋間開胸による手術症例とします。創部の大きさは問いませ ん。
- 審査対象となる20例のMICS症例において、以下の短期(30日以内)合併症がいずれもないこと。
- 出血再開胸
- 脳梗塞
- 心筋梗塞
- 大動脈解離
- カニュレーションや大動脈遮断による術中臓器損傷(動脈、静脈、右房、右室、左房、左室、肺動脈などの損傷)
- 中等度以上の術後弁機能不全(人工弁置換術後または弁形成後の狭窄、逆流)
- 日本低侵襲心臓手術学会学術集会(以下、MICS Summit)に1回以上参加している (10.Q and A(1)へ)。
- 規定の認定申請料(1万円)と登録料(2万円)を支払うこと。
(3)「低侵襲心臓手術指導医(以下、MICS指導医)」申請条件
すべての申請者は、申請時に以下すべての条件を満たすことが必要です。
- 心臓血管外科修練指導者であること。
- ロボットを使用しない右小開胸アプローチ弁膜症手術*を、2022年12月31日までに100例以上執刀または指導的助手をしている。*肋間開胸による手術症例とします。創部の大きさは問いません。
- 審査対象となる100例のMICS症例において、以下の短期(30日以内)合併症がいずれもないこと。
- 出血再開胸
- 脳梗塞
- 心筋梗塞
- 大動脈解離
- カニュレーションや大動脈遮断による術中臓器損傷(動脈、静脈、右房、右室、左房、左室、肺動脈などの損傷)
- 中等度以上の術後弁機能不全(人工弁置換術後または弁形成後の狭窄、逆流
- MICS Summitに3回以上参加している(10.Q and A (1)へ)。
- MICS関連の論文1編以上を含む心臓血管外科関連の論文3編以上を筆頭、責任著者、または、last authorとして出版していること。査読のある学術誌であれば論文の種類や言語は問わない。またMICS関連論文は部分的にMICSに関連していればよい。
- 規定の認定申請料(1万円)と登録料(2万円)を支払うこと。
3.提出書類(認定医は以下①から⑥、指導医は①から⑦)*
- 申請書
- 心臓血管外科専門医認定証、もしくは 心臓血管外科修練指導者証のコピー
- NCDダウンロード症例リスト(7.「NCDのダウンロード症例リスト」の入手方法を参照してください)
- 審査対象例の誓約書
- MICS summit参加証(認定医1回分・指導医3回分)、もしくは、プログラムのコピー
- 申請料の振り込み書のコピー
- 心臓血管外科関連の論文3編の別冊(PDFで可。MICS関連の論文1編以上を含む)。
*複数施設の執刀症例を提出される先生は、上記に加えて「手術施設リスト」を提出してください。誓約書は、各施設のものをそれぞれ提出してください(以下5の(1)を参照)。
4.提出方法(電子申請)・問い合わせ先
申請書類は電子メールで提出して頂きます。上記「3.提出書類」の①から⑥をPDF化して、以下のアドレスへ提出してください。申請日から第5営業日以内に受信した旨のメールを返信しますが、返信がない場合は認定機構に再度メールで問い合わせてください。
◆「MICS認定医・指導医認定部門」
メールアドレス:j-mics.nintei@nifty.com
5.虚偽申請防止を目的とする「誓約書」と「無作為抽出2症例」の書類提出に関して
(1)誓約書の提出 ※ダウンロードしてください
提出書類の虚偽を防止するために、以下2名の誓約書(自署)を提出していただきます。
- 申請者
- 所属部署の責任者、もしくは、申請者が責任者の場合は、手術部部長あるいは麻酔科部長
(2)無作為抽出による2症例の書類提出
提出書類を受理した後、事務局の方で無作為に2例を選択し、電子メールで通知しますので、症例ごとに以下3つの書類をすべて揃えて電子メールで提出してください。
- 手術記録
- 退院サマリー
- 術後心エコー検査レポート(1症例につき1枚)
いずれの書類も、患者姓名、生年月日、IDといった個人情報は黒塗りし、匿名化した上で提出してください。年齢、入院日、手術日に関しては、NCDデータとの照合に必要なため、黒塗りしないでください。
・上記書類の提出期限はメール通知後2週間以内です。
6.認定通知と登録
認定通知は2023年4月中にメールで行います。認定料の振り込みが確認された後、MICS認定医証、もしくは、MICS指導医証を申請書類内の勤務先へ郵送します。申請期間の途中で勤務先やメール連絡先に変更があった場合は、速やかに「MICS認定医・指導医認定機構」までメールでお知らせください。
認定通知メールを受信後、2週間以内に登録料を下記の口座にお振込みください。
登録料は、MICS認定医が2万円、MICS指導医が2万円です。
7.「NCDのダウンロード症例リスト」の入手方法
- NCD検索システムへアクセスする。以下のページ内で医籍登録番号とパスワードを入力する。
- 以下の画面を下へ移動し、「手術症例 検索・提示」をクリックする。
- 以下のページ内で手術日、術者区分などを入力して該当症例を検索・入手する。該当症例にはマーカーなどで印をつける。
8. 手術成績アンケートへの協力(必須)
J-MICS認定医、もしくは、指導医に認定された方は、毎年度施行されるMICS症例の手術成績アンケートへ協力して頂きます。誓約書内に協力に関する一文がありますので、ご確認した上で、署名してください。
9. 複数施設での執刀症例の扱い
複数の施設にまたがる症例を提出される先生は、「手術施設リスト」を提出することで、執刀症例にカウントすることができます。ただし、誓約書は各施設のものをそれぞれ提出してください。(5の(1)を参照)。
10.認定期間
認定期間は5年間です。2023年4月に認定された方の認定期間は、2023年4月から2028年3月となります。
11.認定医と指導医の重複申請に関して
初回の申請に限り、指導医条件を満たしている方は指導医のみを申請することができます。指導医と同時に認定医を自動取得できます。指導医申請を行ったが基準を満たさない場合は、認定医の書類審査へ回します。基準を満たせば認定医として承認します。
12.Q and A
(1)Q: | MICS summitには出席したが、受講票が手元にない場合はどうしたらよいですか? |
---|---|
A: | MICS summitで発表者(筆頭)、または、座長を行った方は、それを証明できるプログラムのコピーを提出してください。参加証の代わりにすることができます。 |
(2)Q: | 症例の対象期間に関して教えてください。 |
A: | 初回申請に限り、「これまでの経験症例」で申請できます。 |
(3)Q: | 前任地での症例を申請に含んでよいのでしょうか?その際の本人以外の誓約書はどうなりますか? |
A: | 含めることができます。誓約書は前任地の「所属部署の責任者」、もしくは、申請者が責任者の場合は、「手術部部長」あるいは「麻酔科部長」から頂いてください。 |
(4)Q: | Japan MICS summitに参加したが、発表は行っておらず受講票を紛失しました。参加した受講票がない状況でも申請手続きは可能でしょうか? |
A: | 受講票がない場合、参加費を支払ったことを証明できるもの(申請者の名前が入った領収書やカード明細など)を提出していただければ参加証明資料として認められる場合があります。いずれもない場合は認められません。 |
(5)Q: | 右肋間開胸もしくは左肋間開胸によるTAVRは含まれるのでしょうか? |
A: | 開心術症例のみが対象であり、TAVRなどの経カテーテル手術は含まれません。 |
(6)Q: | 肋間開胸の不整脈手術(Maze手術や左心耳閉鎖術など)、冠動脈手術、心臓腫瘍摘出術、心内血栓除去術、ASD閉鎖術などの手術も含めてよいのでしょうか? |
A: | 弁膜症手術(弁形成術または弁置換術のみ)が対象です。複合手術として弁膜症手術とそれ以外の手術を行っている場合は対象となります。 |
13.申請料・登録料の振り込み口座
振込先
銀行名:ゆうちょ銀行
店 名:四〇八(読み ヨンゼロハチ)
口座種類:普通預金
口座番号:6937232
口座名義:一般社団法人 日本低侵襲心臓手術学会
シヤ)ニホンテイシンシュウシンゾウシュジュツガッカイ
※ 個人名でお振込下さい
ダウンロード
申請の手引き
申込先
J-MICS 認定医・指導医認定部門
〒542-0012 大阪市中央区谷町7-3-4-302
新谷町第三ビル3階
アルファ企画株式会社内
TEL:06-6764-2265、FAX:06-6764-3122
E-mail:j-mics.nintei@nifty.com